HOSPITAC acs
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■安定性・高速性重視のシステム設計■

■ 1.はじめに
■ 2.システム構成に関して
■ 3.医事・オーダ・電子カルテシステム
■ 4.ユーザ専用のRDB
■ 5.オンラインでの各種サービス

2.システム構成に関して


2.1 インフラストラクチャーとしての病院情報システム


病院情報システムは、院内での利用範囲が拡大するにつれ、水道設備や電気設備と同様に、インフラストラクチャーの一部となってきています。 インフラストラクチャーとしての機能で、最も大事なことはシステムの安定性・安全性です。電気設備では、ピーク電力要求に対して余裕ある設備となっているか?、商用電源が停止時の自家発電装置の容量は?、感電防止の対策は十分か?、等が論じられると思われますが、病院情報システムにも同様に安定性・安全性の検討が必要です。

|簡潔なシステム構成|
病院情報システム ' HOSPITAC ' は簡潔なシステム構成となっています。全体の構成が簡潔にまとめられているかどうかは、長期に亘るシステムの安定性、ハードウェア・ソフトウェア保守の容易さ、システム提供会社技術員の院内常駐の要否などに影響を与え、結果として病院の運用経費に大きな違いが出てきます。

|サーバ台数と安定性・高速性|
システムのMTBF(Mean Time Between Failure:故障発生までの平均時間)は設置したサーバの台数が多ければ多いほど短く(悪く)なります。厳重にガードされたごく少数(理想的には1台)のサーバで全業務を処理することが望まれます。現実には、薬局、検査、放射線部門などには、部門サーバを設置いたしますが、医事・オーダ・電子カルテなどの基幹業務はできるだけ少数のサーバで運用する設計が望まれます。
大規模病院のシステムで、数十台のサーバを用い建設した例では故障や増設等のメンテナンスのため、相当数の専従要員が必要な事態となることもあります。
一般に多数のサーバを設置することによりその台数分だけの処理能力を利用できると考えがちですが、病院情報システムの例では、ある処理を行うのに複数のサーバ間で多段階にデータ伝送を行うこととなり、処理は遅くなります。高速化したとはいえ、ネットワークの速度はサーバ本体内でのデータ伝送速度に比較し格段に遅いからです。
ソフトウェアの開発も複雑なシステム構成になればなるだけ、開発効率は悪くなり、動作不良の原因追求に時間を要します。結果としてシステムの安定性が劣化することとなります。

|単一サーバ上で稼動・群を抜く処理速度|
HOSPITAC は、医事・オーダ・電子カルテの全基幹業務が1台のサーバ上で稼働します(但し通常ホットスタンバイのバックアップサーバを別途ご用意します)。クライアントPCが数百台、相当数のプリンタ台数、及び数多くの部門システムと接続した例でも、ユーザからは他システムに較べ10倍〜数十倍の処理速度との評価を頂いています。クライアントPCが一千台越の大規模システムでも問題はありません。この高速性能は、サーバのディスクスピードに依存しない設計と(実際、処理スピードは、ほぼ CPU の処理スピードに比例して向上します) 、ネットワーク上のトラフィックを最小化する機構によるものです。

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